道具
Posted on 4月 23, 2011 by 店主
被災地支援の大義名分の下、東北の酒を扱う酒販店や問屋が増えているそうです。メディアを介した某蔵CMの効果も手伝い、震災特需とも言える売上と聞くが果たして本当に支援となっているのだろうか?!もともとお取引きなりお付合いがあり、普段よりも力を入れると言うのであれば素晴らしい支援だと思うが…。当方は茨城県内の地酒“ ibazake ”専門店故にやっかみに聞こえるかもしれない…しかし、件の酒を仕入れるルートがない訳ではない。ビジネスチャンスと捉え刹那的な商売をすれば、これまでに積み上げてきた取引先や呑み手との信頼関係に傷を負い“傷売”となり、やがては“消売”となろう…目指すべき“笑売”とはならない。お金は無いと不便だが、所詮は人間という動物が利便性の為に生み出した道具である…それを得ることが最終目標ではあるまい。大工が鑿や鉋に振り回されるだろうか?!もし、振り回されれば怪我をしよう…お金という道具に振り回された結果が東電による人災ではなかろうか(憤)風評被害などに負けるな!ibazake !!少なくとも当方は応援し続けるが、それは被災地の酒だからではない。旨いからだ(茨)