ブーム
Posted on 6月 5, 2012 by 店主
ここ数年お隣の寒い国(カンコクね…)では日本酒がブームになっているらしく、2006年から昨年までの5年間で輸出量が約4.3倍にまで膨らみ日本酒の世界輸出に占める韓国のシェアは2割を超えたそうです。一方、我が国では2004年頃の韓流ドラマブームを契機にマッコリの輸入量が拡大していると言う…隣国同士の文化交流は大いに結構だが互いに足下を照らしてみては?!酒文化は食文化の一部として存在するのであって、その土地土地の“食”と密接に関わり合い今日に至るのであろう。韓国料理と日本酒が無理なくマッチングできるか否かは彼らの舌に任せるとして、地酒に関しても同じことが言える。地域の特性に合った酒、地の人々に愛される酒が残ってきたのだと思うし、これから先もそうであってほしい。メディアを介した“企画物の地酒”ではブームにはなっても文化にはならないと思う…。オシャレでカッコイイ酒ではないが、地域に特化した地酒…大子町の家久長本店さんなど好例ではないでしょうか(燗)