地酒
Posted on 3月 18, 2016 by 店主
超久々の更新です…振り返ってみたら暮れのご挨拶を除けば実に二年ぶりでした(汗)常連様のブログ“茨城の地酒を呑む”にて、お呑みになられたお酒と当店をご紹介頂いていることに甘え、安心してサボってました(^^;)何故って私が書くより上手なんだもん(笑)ブログをサボってから入荷したお酒で一度も紹介してないってのも寂しいのでアップすることにしました。先日、東京の大きな酒屋さんで行われた市販酒コンペティションで古河市の青木酒造さん(代表銘柄:御慶事)が純米吟醸酒部門にて全国第三位に輝きました♪遅ればせながらおめでとう御座います!って、一年近くも前じゃん(^^;)尤も、青木酒造さんは全国新酒鑑評会でも金賞受賞の常連蔵なので上位になったとしても驚くべき結果ではないのですが、特筆すべきはそこではない。御慶事:純米吟醸の原料米は茨城県初の酒造好適米・ひたち錦、対して酒コンペ上位の二蔵の酒は山田錦である。米も酵母も水も全て県産、つまり本物の地酒=ぴゅあ茨城で並み居る強豪相手に互角に戦ったことに価値がある。山びこ打線の池田高校が憎らしい程に強かったPL学園に勝ってみせた遠い昔の春の選抜を思い出す。頑張れ!常総学院!!この蔵の地米への拘りは本物で他の市販酒も原料米は日本晴、ふくまる、ひたち錦と県産米が続くがどれを呑んでも非常に美味しく、小さな酒蔵の大きな矜持を感じる。では何故、県内ですら知る人ぞ知る銘酒なのか?!おそらくは生粋の茨城県民だからだろう…そう、PR下手なのだ(笑)しかし、地酒蔵なのだからそれでいいと思う…下手に宣伝の上手な酒蔵は確かに有名にはなるが、人気が高騰し過ぎてそれまで呑んでくれていた地元民ですら買えないと聞く。青森県のD、山口県のD、秋田県の6、山形県の14辺りかな…地元民が買えない酒を地酒とは言わない。古河市民が満足に買えない程に人気にならないことを切に願う…。