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杜の蔵

Posted on 9月 27, 2010 by 店主

旧友部町にある“郷乃誉”醸造元・須藤本家さんに伺いました。正直、驚きが隠せません…茨城県で40年近くも暮しながら、こんなにも近くにこんな場所があったなんて…世の中の喧騒が嘘のように、静かに、そしてゆっくりと時が流れる…木々のざわめきや鳥の囀りが、すぐ近くに常磐線が通っていることをも忘れさせてしまう…まるでタイムスリップしてしまったかのような別世界!例えるなら“もののけ姫”に出てくる創造描写そのものでしょうか…。蔵元とお会いするのは今回が初めてだったのですが、興味深いお話を多岐にわたり伺え、同時に軽くはないカルチャーショックを受けてきました…。いい酒を造るには、いい米が要る。いい米を作るにはいい土といい水が…そして、いい土といい水を育むのはいい木…自然の循環系サイクルに重きを置く須藤本家の家訓は「木を切るな」…いい木はいい酒にリンクして行く。また、国内だけではなく海外でも高い人気を誇る郷乃誉、にもかかわらず年間醸造量はおよそ1000石(一升瓶換算で10万本)なのは、品質に目の行き届く生産量の限界値だからだそうです。ここが、酒蔵と酒造メーカーの違いなのではないでしょうか?!何万石、何十万石(同一千万本)も生産された酒と、丁寧にじっくり…愛着と郷土の誇りを持って醸した酒、品質が違わぬ訳がありません!しかしながら、同じ“日本酒”として括られている現実に哀しさを覚えた9月末日、欅の木々に囲まれた杜の蔵で松尾神の嘆きが聞こえたような気がします…。

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