「和醸良酒」
Posted on 10月 8, 2010 by 店主
めっきり秋らしくなりました♪先月までの猛暑がうそのように一気に気温が下がり、寧ろ寒さすら感じます…。こうなって来るとそろそろお燗酒も気になってまいります。そこで、熊が冬眠から覚めるが如く動き始めるのが大子町にある“家久長”醸造元の家久長本店さんです!「燗酒こそが日本の文化」と言って憚らないこの蔵元は、当方で三代目のお付合いをさせて頂いている最古参の酒蔵です。私事ですが、結婚式の折、お出しするお酒のラベルを無理を言って作って頂いたことがあります(写真)当時“夏子の酒”に多分に影響された当方は作中にある「和醸良酒」なる言葉に感銘を受け、祝酒のラベルに載せてもらったのです♪この我儘を快く聴き入れてくれたのが家久長本店の石井社長でした。この言葉は「良い酒は和を以って醸される」の意ですが、石井さんに別な解釈もあると教えて頂き感慨を深めたのです…それは「良い酒は和を醸す(作る)」です!なんていい言葉なんでしょう♪蔵元が美味しい日本酒を造り、酒屋がきちんと管理し酒蔵の想いや拘りを伝える、そして呑み手がその酒を心置きなく愉しむ…そんな“和”を ibazake を通して作って行きたいと思うのです!お燗酒が恋しくなるこの季節、今は亡き祖父と親子三代で奥久慈大子を訪れた夏の日を懐かしく思う、秋の夜長。