8%
Posted on 1月 27, 2011 by 店主
先週の日曜日、来福酒造さんへ行って参りました。蔵内にはモロミの香りが立ちこめ、仕込みも酣の様相を呈していました。来福酒造の特徴は“小仕込み”にあり、蔵内には小さなタンクが其処彼処に並び上槽の刻を待ちます…宛ら花壇に居並ぶ花たちのようでした♪製造工程順に案内して頂いたのですが、中でも目を引いたのは精米所にあった“超精白大吟醸”の原料米(写真)精白なんと92%!お米の9割以上を糠として削り取ってしまうのです。ここまで来ると米というよりも“粉”に近い(驚)何故お酒を造るのに原料米を磨くのかと言うと、簡単に言うならばお米の外側にある栄養素が酒造りに悪影響を及ぼす可能性があるからです。ちなみに我々米食人種が普段食しているお米の精白度は数%…酒造りとは逆に周辺部の栄養素が重要ですからね♪それにしても精米8%とは…どんなお酒が出来上がるのか今から楽しみです!写真が下手で分かり辛いのですが、右の写真の中指に乗っている大きな物が玄米です(汗)