Sukiyaki
Posted on 4月 5, 2011 by 店主
非常に感慨深い記事を見付けましたので紹介します。『今日から新年度となる4月1日。例年の新聞は、今日から変わる制度や法律や行事についての記事が載る。しかし、今年は無かった。あれだけ大きな災害があり、それどころでは無いという気持ちも分かる。私自身もこの3週間、放心したような状況があった。我慢できないような酷い被害が起きているのに、自分の力では何も変えることが出来ないという怒りや無力感に苛まれた。余震のせいか、自分の心根の持ちようのせいか、足許がいつもぐらぐらと揺れていることへの不安も大きかった。耳や目にする情報すべてが、信じられない事ばかりで、精神的な負担に繋がるから、恐怖や不安が膨らみ、自分が何を感じているかも分からない。私と同じような感情をあなたも抱かなかっただろうか?亡くなられた方や被災して苦しんでいる方に申し訳ないからという気持ちで、遊びに出たりはしゃいだりするのに罪悪感を持っていないだろうか?そこまで思わなくても、他人の目が怖くて遠慮してないだろうか?この感情は、自然な気持ちだと思う。でも、遠慮する気持ちや罪悪感は、実は被災者に対する明確な攻撃になる。ご存知のように、外食店、商業店舗、観光地、繁華街、レジャー施設は閑古鳥が鳴いている。百貨店では倒産するところもでた。私たちの社会は、私たちが普段どおりの生活をすることを必要とする人々が、上記関連で働く人を含め、何百万人もいる。ただでさえ、長期不況で人員削減圧力が強い上に、計画停電や震災による休業、営業停止で人員削減圧力は更に強まっている。これに加えて、私たちが遠慮する気持ちや罪悪感を持って、普段どおりの生活をしないことで、より多くの人の働き口、収入源を奪ってしまうことになる。それは、巡り巡ってあなたの仕事を奪うことになるかもしれない。変わり果てた被災地では、同じ仕事に戻れないから、多くの人が被災地以外で仕事を得て、貯めて、それで復興するしかない。援助も大切だが一生援助する事はできないから、彼らがちゃんと稼げるようにならないと、復興には繋がらない。私たちが普段どおりの生活をしないことで、多くの人の仕事を奪えば、彼らの復興のチャンスを奪ってしまうことにも繋がる。被災者に罪悪感を持たずに、外食・レジャー等をし、普段どおりの生活をすること。これが社会を正常な状態に戻し、復興を促進することなのだ。私はこのことを日本中の人に強く言いたい。賛同していただけるなら、このメッセージを出来るだけ多くの方に伝えて欲しい。』…上記は経済アナリストによるメルマガ「10秒で読む日経」から転載したのですが、賛同すべき考え方ではないでしょうか!?省エネを推進しつつ、ありふれた日常を取り戻すことこそが本当の意味での被災者支援に繋がるのだと思います。上を向いて歩こうではないか!