1/2
Posted on 6月 8, 2011 by 店主
日本人の平均寿命は女性が86.44歳で世界第一位、男性は79.59歳で同五位(2009年:厚労省)1950年代には主要先進国中最低だった我が国の平均寿命がここまで延びた背景には、医療の進歩とそれに伴う保険制度の普及、日本的食生活が大きな要因と推測されている。その昔、人生五十年と謡った織田信長が聞いたらさぞや驚くことだろう(長)人生八十年とするならば、不惑の当方も折り返し…ここで“まだ半分もある”と思うか“もう半分しかない”と考えるかでこれからの余生は大きく変わるのだと思う。砂漠の真ん中で水筒の水が半分になったとする…後者は焦りから喉の渇きを増幅させ、前者よりも早く水を飲みきってしまうことだろう。前者として生きたいものですな…自戒の念を込めて。さて、徹底した茨城産酵母“小川酵母”への拘りを惑うことなく持ち続ける浦里酒造店さんの醸し上げる霧筑波…中でも大吟醸参年酒“知可良(ちから)”は出来上がった大吟醸を焦らず、じっくりと参年の歳月をかけて氷温熟成させた極酒!平均寿命の延びた我々の人生を豊かにしてくれるこの酒を呑んだ人が言う…もう半分しかない、と(笑)