白玉の歯にしみとほる秋の夜の
Posted on 8月 5, 2010 by 店主
白玉の歯にしみとほる秋の夜の 酒は静かに飲むべかりけり
酒豪の歌人、若山牧水の一句です。“白玉の”とは通常真珠の意味として使われる雅語らしいのですが、 この場合意味が通らないので「真珠のようにきらきらと輝く至極の酒」と解釈すると合点がいきます。
また、時代背景までは調べていないので分かりませんが昔のお酒は“にごり酒”が主流だったらしいので、その比喩だったのかもしれませんが…断然“至極の酒”であって欲しいと思います!もし牧水が現存したならば、どの蔵のどの酒を愛飲したのでしょうか?!白玉と称讃され得る酒はやはり大吟醸でしょうかね♪そんなことを想像しながら呑む酒もまた一興かと。早く秋にならないかなぁ…。当店自慢の白玉は…渡舟・純米大吟醸、霧筑波・知可良、富久心・大吟醸三年古酒、来福・純米大吟醸、大観・九席受賞酒、あたりかな♪いずれの茨酒も甲乙付け難い旨酒達です。